突然ですが、皆さんは子供の靴をどうやって選んでいますか?
デザイン性?
好きなメーカー?
価格帯?
実はこれ、全て間違った選び方です。
大切だと分かっていても、意外と知らない子供の靴の選び方。
今回は、子供の靴を選ぶときのポイントについてまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
子供の靴を選ぶときの4つのポイント
たくさん歩いて走って、元気に遊びまわる子どもたち。
サイズが合わない靴は、足の骨が変形したり、歩き方がおかしくなってしまったりと様々な悪影響を与えることがあります。
子供の健やかな成長のためにも、正しい靴選びのポイントを覚えておきましょう。
甲の高さが調節できるもの
子どもの足にあわせて、甲の高さが調整できるものを選びましょう。
具体的には、紐やマジックテープタイプの靴が該当します。
子どもが小さいうちは、マジックテープのほうが自分で脱いだり履いたりしやすいのでおすすめです。
甲の高さに合わせてしっかりと締めることで、自然な歩行をさせることが大切です。
つま先の部分が広くゆとりのあるもの
履いたときに靴の先に指がぶつからず、足の指を自由に動かせるものを選びましょう。
つま先に5mm~10mmほどの余裕が必要です。
指の腱や筋肉の発達のためにも、小さい頃から指を十分に動かすことが大事です。
また、小さい子どもは足全体をベタっとつけて歩くので、つま先が少しそり上がっている靴が転びにくく安心です。
かかと部分はしっかりとした素材のもの
足が靴の中で動かないように、かかと部分はしっかりと支えられるものを選びましょう。
かかと部分がしっかりと固定されていると、安定した歩行ができます。
かかとが柔らかすぎる靴は、骨を支えることが出来ず、成長に支障が生じるケースも。
最悪の場合、足が変形したりO脚・X脚の原因になる恐れがあります。
靴底は適度に柔らかく弾力のあるもの
靴底は指の付け根部分でしっかりと曲がるものを選びましょう。
靴底が厚すぎる靴は、子どもの足の発達を妨げます。
硬すぎず、厚すぎず、適度な柔らかさであることが重要です。
意外とやりがちなダメな靴選び
意外とやっている人が多い、靴選びのNG例を紹介します。
1つでも該当する場合は、お子さんのためにもぜひ改善してくださいね。
大きいサイズを選んでいる
子どもの足はすぐに大きくなります。
頻繁に買い換えるのはお金がかかるからと、つい大きいサイズを選んでいませんか?
大きすぎる靴を履くと靴の中で足が動いてしまうため、正しく歩行することが出来ません。
転んで怪我をしたり、外反母趾などのトラブルを引き起こす恐れもあります。
また、子どもが1cm大きいサイズの靴を履くのは、大人が2cm大きい靴を履いているのと一緒。
子どもの健康のためにも、適正なサイズを選んであげましょう。
きょうだいのお下がりを履かせている
足の形や歩き方には個人差があります。
すでに誰かが履いた靴は、靴底がすり減っていたりと履き癖がついています。
子どもの足の骨はとても柔らかいので、履き癖がついた靴を履いてしまうと、靴に合わせて足の形が変形してしまう恐れがあります。
キレイだから、まだ履けるから、と靴をお下がりするのはやめておくのが良いでしょう。
サイズの確認を定期的にやらない
3歳くらいまでの子どもの足は、半年で約1cmも成長します。
つまり、3ヶ月に1度は靴を買い換えることになります。
しかし、子どもは靴が小さくなったとしても、自分から言わないことがほとんどです。
サイズが小さくなっていないかを定期的に確認して、必要に応じて買い換えをしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は子どもの靴の選び方についてまとめてみました。
まだまだ未発達な子ども達の「足育」のためにも、正しい靴選びは大事です。
毎日履く靴だからこそ、妥協せずに子どもの足に合った靴を選んであげてくださいね。