4月、復職のためにお子さんを保育園に入園させるご家庭は多いですよね。入園後、まず最初におこなわれるのが「慣らし保育」です。
初めて慣らし保育を経験するママは、どのくらいの期間するのか、子供は泣いちゃうのかと不安になりますよね。
私は2人の子供で計3回の慣らし保育を経験しましたが、3回とも期間はママの都合に合わせておこないました。
今回は私の体験談を元に慣らし保育についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
✓ 慣らし保育のスケジュールや期間
✓ 慣らし保育中のママのおすすめの過ごし方
慣らし保育とは
慣らし保育とは、保育園に入園した子どもが新しい環境に慣れるための保育期間のことです。
今までパパやママとずっと一緒に過ごしてきた子どもが、突然知らない場所で知らない人達と過ごすのは大きなストレスとなります。
まずは、子どもが無理なく保育園での生活に慣れていくために、短時間から徐々に保育時間を伸ばしていきます。そして最終的には、保育園で1日を過ごせるように段階を踏んで行われます。
慣らし保育のスケジュール
慣らし保育のスケジュールは保育園によって様々です。
私は2つの保育園で慣らし保育を経験しましたので、そのときの慣らし保育のスケジュールと期間をご紹介します。
・【5日間】9:00-11:00 2時間(親同伴)
・【2日間】9:00-11:00 2時間(子どものみ)
・【3日間】9:00-12:00 お昼ご飯まで
・【3日間】9:00-14:00 お昼寝まで
・【2日間】9:00-16:00 1日保育
合計15日間
娘が最初に通ったのは小規模保育園でした。そこでの慣らし保育は、最初の1週間は親同伴で過ごしました。親が一緒に過ごすことで「ここは安全な場所だよ」という安心感を与えることが出来るそうです。
次に、小規模保育園から新しい大規模保育園に転園したときの慣らし保育のスケジュールです。
・【3日間】9:00-11:00 2時間
・【4日間】9:00-12:30 お昼ご飯まで
・【3日間】9:00-14:30 お昼寝まで
・【1日間】9:00-16:00 1日保育
合計11日間
期間は保育園によって違いはありますが、流れとしては大体同じでした。
子どもの様子によっては、期間が短くなったり長くなったりする場合があります。保育園に早く溶け込めるようなら短縮されますし、泣けてしまう日が続くようならゆっくりと進めていくことになります。
慣らし保育中の子どもの様子
1回目の慣らし保育時、娘は当時1歳2ヶ月でした。約3週間かけて行われた慣らし保育の期間中、娘は毎朝泣いていました。
子どもに泣かれると親は辛いですよね・・・でも大丈夫!保育士さんによると、ママの姿が見えなくなるとすぐにケロッとして、その後は楽しく遊んで過ごしていたそうです。
そして、2回目の慣らし保育。娘は3歳2ヶ月でした。
保育園という場所に通い慣れてはいたものの、新しい保育園ということもあって初めは泣きました。でも3日目からは笑顔でバイバイができるようになり、5日目からは「まだ帰りたくない!」と保育園に居座ったのです(笑)
子どもの順応力の高さには脱帽です!
慣らし保育をスムーズに行うコツ
慣らし保育で子どもが泣くのは当たり前と思ってはいても、なるべく泣かずに通ってほしいですよね。そこで、慣らし保育をスムーズに乗り切るためのコツを紹介します。
子どものペースに合わせたスケジュールで行う
すでに仕事復帰しているママは「早く慣らし保育を終わらせたい」と思うかもしれません。でも、無理は禁物です。
保育園という慣れない環境で子どもはストレスを感じていますので、なるべくゆったりとしたペースで進めてあげましょう。
ママの心のゆとりのためにも、可能であれば育休中に慣らし保育が完了できると安心です。
預けるときは笑顔で別れる
泣き続ける我が子を見ると、ママも涙がこみ上げてきますよね。しかし、ここで泣いてしまうのは逆効果です。ママの不安が子どもに伝わってしまい、ますます激しく泣いてしまうことも。
何とかなだめようと長居したところで、子どもが泣き止むことはありません。泣きたい気持ちをぐっと堪えて、なるべく笑顔でバイバイをしましょう。バイバイをしたら、保育士さんに託してサッと立ち去ることもポイントです。
帰宅後は思い切り甘えさせる
保育園という慣れない環境で頑張ってきた子どもたち。
お迎えに行った後は、頑張ったことを褒めたり、たくさん触れ合ってスキンシップをとりましょう。
膝の上にのせて絵本を読んであげたり、ぎゅっと抱きしめてあげるだけでも子どもの心は満たされます。
また、想像以上に子どもは疲れているので、なるべく家でゆっくりと過ごしましょう。
慣らし保育中のママの過ごし方
ほとんどのママにとって、慣らし保育中が初めての一人時間ですよね。子どものことが心配なのに、自分だけリフレッシュして楽しむなんて・・・と思うかもしれません。
しかし、復職すると驚くほど時間に追われる生活になります。ぜひ、この貴重な自由時間を有効に使いましょう。
- 好きなことをして過ごす
- ママの体のメンテナンスをする
- 家事をする
- 復職後の準備をする
①好きなことをして過ごす
出産してからは育児に追われて、自分が好きなことをやる時間はなかなか無かったですよね。
まずはここまで頑張った自分を褒めて、ゆっくりと羽を伸ばしてみましょう。
- ショッピングする
- カフェでのんびり過ごす
- ランチに行く
- お菓子作り
- 読書する
- 手芸をする
- ゲームをする
- 友達と会う
- お昼寝をする
②ママの体のメンテナンスをする
子どもがいると、つい自分のことは後回しにしがちなママも多いですよね。
復職すると更に自由な時間が無くなってしまいますので、必要なケアは今のうちに行っておきましょう。
- 病院へ行く
- 歯医者へ行く
- 美容院へ行く
- ネイルサロンへ行く
- ジムへ行く
③家事をする
家に子どもがいるとなかなか思うように家事ができませんよね。
無理のない範囲でサッと済ませてしまいましょう。
- 掃除をする
- 洗濯をする
- 米などの重いものの買い物をする
- 作り置きのご飯を作る
- 市役所や銀行などの用事を済ませる
④復職後の準備をする
個人的に必ずやっておいて欲しいのは、保育園からの通勤ルートの確認です。
大半の方は保育園を経由することによって、出産前とは違うルートで出勤することになると思います。
思いもよらぬ渋滞ポイントがある場合もありますので、どのくらい時間がかかるのかを前もって確認しておくと安心です。
- 通勤用の服や靴の確認
- 一日のタイムスケジュールの確認
- 夫と家事分担についての話し合い
- 通勤ルートの確認
急な呼び出しにも対応可能な範囲内で行動しよう
慣らし保育中でも急な呼び出しがかかることがあります。どのような過ごし方をするにしても、万が一の時にはすぐに駆けつけられる範囲内で行動するようにしましょう。
ママも復職前にリフレッシュしてモチベーションをあげよう!
まとめ
子供が小さいうちから保育園に預けることに罪悪感を抱いてしまうかもしれません。
しかし、子どもは想像以上に順応力に優れています。
初めは大泣きした子でも、いずれは楽しく園生活を送るようになります。
早く保育園での生活に慣れるように温かい目で見守ってあげましょう。
子どもは案外すぐに保育園に慣れます。
ママは安心して保育士さんに任せてくださいね!
また、慣らし保育は子どもだけでなくママにとっても復職後の生活に慣れるための準備期間となります。
ママ自身も仕事復帰に向けて頑張りましょう!