段々と気温が高くなり、本格的な夏に向かっていく5月。
車でお出かけしようとドアをあけると、車内はすでに猛暑・・・!?なんていう経験は誰にでもありますよね。
暑い車の中では子どもはたくさん汗をかいて汗疹ができたり、熱中症にかかる危険性があります。
そこで今回は、車内の暑さ対処法や便利な対策グッズについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
チャイルドシートの暑さ対策におすすめのグッズ4選
チャイルドシートを設置していることの多い後部座席はエアコンの風が届きにくいため、運転席よりも気温が高くなります。
また、直射日光を受けたチャイルドシートは想像以上に熱くなっています。
そのまま何もせずに子どもを座らせてしまうと、熱中症になったり、火傷する恐れもあり危険です。
そこで、チャイルドシートの暑さ対策におすすめのグッズを紹介します。
紫外線カット付きカーサンシェード
動物のゆるいイラストが可愛いカーサンシェードです。
強力なマグネットで鉄製フレームに貼るだけで簡単に装着できます。
直射日光を遮ることで、チャイルドシートが熱くなることを防ぎます。
3層の生地で紫外線を99.9%カットしてくれるので、紫外線対策としてもおすすめです。
送風機付クールシート「エアラブ3」
韓国で人気の送風機付きクールシート「エアラブ3」は、新生児から4歳まで使用できます。
18個の空気口から全身に風を送風することで、汗の分泌を抑えてくれます。
風の強さは子どもの体に合わせた設計がされているため、体温が低下することなく快適に過ごせます。
風量は3段階調整が可能で、子どもの様子を見ながら使い分けることができます。
チャイルドシート用保冷シート
ベビーカーやチャイルドシート、抱っこひもにも使える保冷シートです。
スナップボタンで上下を2つに分離できるため、シーンに合わせた使い方が可能です。
また、付属の保冷剤はソフトタイプですので、シートに装着しても痛くならず安心して使用できます。
ベビー用品冷却スプレー
すぐにチャイルドシートを冷やしたいときに便利なのが、車で使える冷却スプレーです。
スプレーすると、短時間で快適な温度まで下げることができます。
ただし、冷却スプレーによる車内火災や爆発事故が発生している事例もありますので、使用の際には十分な注意が必要です。
車内の暑さ対策も忘れずに実践しよう
チャイルドシートの暑さ対策にあわせて、車に乗ってすぐにするべき車内の暑さ対処法を紹介します。
どちらも簡単にできる方法ですので、車で出かける際には実践してみましょう。
ドアの開け閉めをして熱気を車外へ出す
まず、助手席側の後部座席の窓を全開にします。
次に運転席のドアを5~6回、開けたり閉めたりします。
ドアの開け閉めをすることで空気の流れが発生し、暑い空気を車外へ追い出すことができます。
このとき、開ける窓とドアが対角線上になっていることがポイントです。
ただし、強くドアを閉めすぎると故障の原因になりますので、力加減にはご注意ください。
窓を全開にしてエアコンを付ける
全ての窓を全開にして、エアコンを付けます。
外気導入に設定し、車内の熱気が無くなるまでしばらく走行します。
車内の温度が下がってきたら窓を閉めて、エアコンを内気導入に切り替えます。
エアコンの外気導入と内気導入は上手に使い分けましょう。
実は5月頃から高まる熱中症のリスク
5月の最高気温は東京で23~24度ほど。
一般的には暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすく快適な季節であるといえます。
まだ車の暑さ対策なんて早いんじゃない?・・・なんて思ったら大間違いです。
実は、意外にも初夏は熱中症の発生が多い季節でもあるのです。
初夏に熱中症が多い理由
5月頃はまだ体が暑さに慣れていません。
そのため急に気温が高くなってきても、体が上手に汗をかくことができず、体内に熱がこもってしまいます。
また、この時期はまだこまめに水分をとらない傾向にあります。
そのため、急に気温が高くなった日や、車内の暑い環境下で熱中症の発生が多くなるのです。
車内温度は50度近くまで上昇する
JAFが初夏の車内温度の上昇について、2007年4月に実験を行っています。
この日は最高気温が23℃と比較的過ごし易い1日でした。
しかし、車内温度は50℃近くまで上昇し、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂しました。このような状態の車内に子どもを放置するということは大変危険です。
引用元:JAF公式ウェブサイト
少しの時間でも「脱水症状や熱中症」を招くおそれがあるのです。
一見、快適に過ごせるような気候であっても、車内の温度はぐんぐん上昇して、あっという間に危険な状態になります。
少しの時間だからといって、子どもを残したまま車を離れることは危険ですので絶対に止めましょう。
特に乳幼児は熱中症にかかりやすいので要注意
乳幼児は体温調節の機能が未発達であるため、体に熱がこもりやすく体温が上がりやすいです。
特に赤ちゃんは暑さや体調不良を言葉で訴えることができません。
喉がかわいていないか、たくさん汗をかいていないかなど、大人がこまめに様子を見て注意しなくてはなりません。
子どもの熱中症は大人が最大限の注意を払って防ぎましょう!
まとめ
これからやってくる夏本番は子どもにとっては厳しい季節です。
車内熱中症を防ぐためには、パパやママがしっかりと暑さ対策を行って、子どもたちにとって快適な車内環境を作ってあげることが大事です。
今回紹介した対策やグッズを参考にして、本格的な夏が来る前にしっかりと準備をおこなって、安全なカーライフを送りましょう。